職場いろいろ各保育形態の違い
- 認可保育園とは
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認可保育所とは、児童福祉法に基づく児童福祉施設で、国が定めた設置基準である施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、
衛生管理等を満たした都道府県知事に認可された施設です。基本的に保護者が仕事や病気などの理由で、0歳~小学校就学前の子どもの保育ができない場合に、子どもを預かって保育します。
自治体が運営する公立保育園と社会福祉法人などが運営する私立保育園があります。
保育料は各市区町村により児童の年齢、世帯の所得などにより決定されます。
※最近では公立の保育園運営を民間に委託するケースが増えています。 - 認証保育園とは
- 東京都独自の制度で、多様化する保育ニーズに応えるために「認証保育所」制度を平成13年5月より始めました。
国の基準による従来の認可保育所は、設置基準などから大都市では設置が困難で、また0歳児保育を行わない認可保育所があるなど、都民の保育ニーズに応えられていませんでした。
そのため東京都では、東京の特性に着目した独自の基準を設定し、多くの企業の参入を促し事業者間の競争を促進することにより、多様化する保育ニーズ応えることができる、新しい方式の認証保育所制度をスタートしました。
この制度は、大都市の特性に着目した都独自の基準による保育所制度で、利用者と施設との直接契約方式を取り入れ、民間企業等多様な事業者の創意工夫が活かされる新しいスタイルの保育所です。東京都の多くの区で認証保育園が開設され2012年7月時点で657園が開設されました。
ただし、区によって開設に積極的な所とそうでない所があるようで、開園場所が偏っているように見受けられます。 - 認証保育所目的
- ◇現在の認可保育所だけでは応えきれていない大都市のニーズに対応しようとする都独自の制度
◇大都市の特性に着目した都独自の基準(認証基準)を設定
◇企業の経営感覚の発揮により、多様化する保育ニーズに応えることのできる新しいスタイルの保育所を設ける - 多様化する保育ニーズとは…
- ◇産休明けから預けたい
◇退社の遅い人にも対応して欲しい
◇送り迎えが便利な場所で預かって欲しい
◇行政の目が届く保育所に預けたい
◇安心できる料金で預かって欲しいプ - 認証保育所の特色
- ◇全施設で0歳児から預けられる。
◇全施設において13時間の開所。
◇都が設置を認証し、保育の実施主体である区市町村とともに指導します。
◇保育所についての重要事項を随時情報提供します。
◇情報公開によりニーズにあった保育所が選べます。
◇利用者と保育所が直接利用契約できます。
◇料金は上限を決めます。
◇都独自の基準を設定し、適切な保育水準を確保します。 - その他自治体独自の保育施設
- ◇横浜保育室 ◇かわさき保育室 ◇相模原市認定保育室など…
- 認可外保育施設
- 認可外保育施設(無認可)とは基本的に認可保育園以外の施設を総称して呼ばれています。
2001年10月より認可外保育施設指導監督基準の適用が開始され、一時預かり保育を含め定員6名以上の施設につき、認可外保育施設指導監督の指針に基づく届出が義務付けられ、立ち入り検査を含む行政機関の検査・指導強化が図られました。
これにより、劣悪な保育環境が存在した温床を取り払う動きが進み、認可外保育所の保育の質とサービスが向上しました。 - 認定こども園
- 認定こども園には、地域の実情に応じて次のような多様なタイプが認められることになります。
なお、認定こども園の認定を受けても、幼稚園や保育所等はその位置づけを失うことはありません。 - 幼保連携型
- 認可幼稚園と認可保育所とが連携して、一体的な運営を行うことにより、認定こども園としての機能を果たすタイプ。
- 幼稚園型
- 認可幼稚園が、保育に欠ける子どものための保育時間を確保するなど、保育所的な機能を備えて認定こども園としての機能を果たすタイプ。
※認可外保育施設と同じ扱いで国の補助はなし - 保育園型
- 認可は保育所のみで、認可保育所が、保育に欠ける子ども以外の子どもも受け入れるなど、幼稚園的な機能を備えることで認定こども園としての機能を果たすタイプ。
※親の就労にかかわらず3歳児以上なら入園できる - 地方裁量型
- 幼稚園・保育所いずれの認可もない地域の教育・保育施設が、認定こども園として必要な機能を果たすタイプ。
※自治体の補助などで運営 - ベビーホテル
- 24時間体制での保育が可能な施設をベビーホテルといいます。
一般には通常の保育所に深夜の託児システムが併設された形で運営されています。
次の条件のうち,どれか一つでも該当する施設
◇夜8時以降の保育を行っている
◇宿泊を伴う保育を行っている
◇利用児童のうち一時預かりの乳幼児が半数以上 - 事業所内保育施設
- 企業や病院などにおいて、従業員の乳幼児を対象とする託児施設です。
働く女性の重要性が増すにつれ、取り入れる企業や病院が増えています。 - 一時預かり施設(店舗等)
- 一時的に子供を預けられる施設。
最近では色々な施設(行政の一時預かり施設、デパート、レストラン、自動車教習所、スポーツ施設、歯科医院等)でお手頃な料金で利用できる場所が増えています。 - 学童保育
- 保護者が就労等により昼間家庭にいない小学生を対象として、授業の終了後に保護者に代わって行うこと保育のことです。
授業終了後から、指導員の保育の下、宿題やおやつを食べたり遊びなどをして、仕事を終えた保護者が帰宅するまでの時間を過ごし、健全な育成を図ることを目的としています。
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