飛び出す絵本

飛び出す絵本

私たちが子どもの頃は、絵本といえば見開きのページをめくっていくだけのものでした

それほど種類も多かったわけではなく
ちょうど飛び出す絵本が出始めたころだったように思います

絵本は、幼児や保育園児、幼稚園児だった時だけでなく
小学生の頃の児童の頃にも、学校の図書室や児童館などにおいてありました

日本のお話が主流だったと思いますが、
少しずつ海外のものが入ってきていた頃でした

絵本は、3世代もの間、飲み継がれているものもあります

祖母などに読んでもらっていたものなどは
祖母が子どもの頃から読み継がれているものだったりします

最近では、どんどん新しい話が出てきて
色々なアプローチの仕方で子どもの興味を得ようとしています

そもそも絵本というものは、まだ識字率が低い民衆に対して
絵でその内容を理解させようという性質が強かったといわれています

宗教を布教しようとする際にも、説話や抽象的な概念を言葉だけで説明する事は難しいので
絵や図などを使って示して、字の読めない人にもわかっていただけるよう布教活動を行い
信者を獲得するためにも必要だったようです

布教活動という事になると、世界のあらゆる所で
古くから絵本のようなものを使って布教活動を行っていたという証拠もあり
他にも神話や伝説なども、絵や図が入った書物の形で示されたものも数多く発見されています

このような形のもので日本での起源となるのは
平安時代の絵巻物とされているようです

受け継がれている童話1

「はらぺこあおむし」と「おおきなかぶ」

「はらぺこあおむし」

幼稚園でも保育園でもよく読まれる絵本、紙芝居です
アメリカで最初に出版されてから46年位経ちますが
今でも日本の幼稚園でも保育園でもよく読まれている絵本、紙芝居の「はらぺこあおむし」

誰もが一度は読んだり
読んでもらったりしたことがあるのではないでしょうか?

日本では、絵本だけで今まで約300万部近くも売れているそうで
時代が変わっても子どもの間で読み続かれているとの事です

色々と文明が進化している中で
絵本、紙芝居、最近では動画というものになっていますが
良いものは時代の垣根を超えて続いていくという事を聞くとなんだか安心しますね



「おおきなかぶ」

こちらも幼稚園・保育園でよく使われる絵本で
絵本として読まれているのはもちろん
演劇などを幼稚園の先生や保育園の保育士が行ってみせたりしています

こちらも初版本が発売されてから50年以上も経つのに
今でも伝えられている愛され続けている童話になります

二次分野として美術や音楽の分野でも取り上げられていることが多く
世代を超えて広く普及しているものです