ピーマン

ピーマン

現代の嫌いな食べ物の1位はゴーヤという事でしたが
今も昔も変わらずに苦手な料理の上位に安定して入っているのは「ピーマン」になります

こちらも、保育園や小学校の給食のメニューには必ずといっていいほど出てくる野菜で
なかなか食べれないという子どもが多いのではないでしょうか?

こちらもゴーヤと同様に毒物のシグナルである苦味に抵抗があるのではないでしょうか?
昔に比べると、品種の改良が進んでいるので、クセが強い「ピーマン」は減っているのですが
それでも独特の香りが嫌いという子どもたくさんいるようですし
「ピーマン」が苦手という大人も少なからずいるでしょう

あの青臭い香りをやわらげれば食べられるようになるのかもしれません

実は「ピーマン」は切り方によって香りの強さが変わという事をご存知でしょうか?
「ピーマン」の細胞は細長い形をしていて、ヘタからお尻に向かってタテに並んでいます
この細胞の中に香りの成分のメトキピラジンが入っており
細胞が壊れることによって成分が外に出て香りが強くなるのです

つまり、「ピーマン」を調理するときに細胞を壊さないようタテに包丁を入れれれば
香りは強くならないという事になります

よく、細かくみじん切りにしてしまうのが良いように思っていらっしゃる方がいますが
これは香りがさらに強くなってしまうので逆効果になります

「ピーマン」の苦味が嫌いという方も当然いらっしゃいます

味は加熱しただけでは消えないのですが、油に溶ける性質があるので
油通しをすることで苦味はかなり抑えられます

油を使うことでビタミンAの吸収率もアップするのでこれは一石二鳥となりますので
ぜひ試してみてください

『それでも食べられない!』という人は
「こどもピーマン」や「赤ピーマン」といった苦味と香りも少ない品種もありますので
こちらを試してみてはいかがでしょうか?

これに慣れて苦手意識をなくせば
きっと普通の「ピーマン」が食べられる日も来るのではないでしょうか?

「ピーマン」は非常に栄養価の高い野菜で
ビタミン類や免疫力を高めてくれるカロテンなどを豊富に含んでいるので
子どもには成長のためにもぜひとも食べてもらいたい野菜です

「ピーマン」に多く含まれているビタミンCは、過熱しても失われる事が少ないとい特性があり
独特の香りのもとになっているメトキピラジンという成分には
血液をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞を予防する効果もあるといわれていることから
苦手意識を克服して、大人になってからも積極的に食べて欲しい野菜のひとつと言えます

ピーマン克服レシピ1

ピーマン克服レシピ2

ピーマン克服レシピ3