数字的知性

数字的知性
モンテッソーリは「子どもは動きながら学ぶ」と言っています。

部屋や外を好き勝手に動きながらという意味ではなく、
手を使って「分けたり、集めたり、合わせたり、較べたり」などしながら、
つまり動きながら知性を働かせていることを言っているのです。

知性を働かせているときは、どちらかといえば
静けさが伴うのではないでしょうか。

「敏感期」を見る目がある事は大切ですが、
同時に「知性の働き方」を見る目があることも必要になります。

敏感期のエネルギーは、ある一定時期になると
人間以外の動物にでも内面から出てくるようですが、
人間は動物にはないもう一つの強烈な活動の原動力で
ある知性があります。

知性が働く時は、大人だろうが子どもだろうが関係なく、
人間は黙々と主体的に自発的に活動を続けます。

ですから、知性の働き方を見る目があると、
より的確に子どもの活動を理解し援助することが
できるようになります。