敏感期

敏感期
子どもについてある程度の知識をもっていると、
子どもが行っている事の意味がわかるので
適切な対応をすることができます。

中でも「敏感期」についての知識は重要になります。

「敏感期」とは、生物の幼少期に、ある能力を獲得するために、
環境の中の特定の要素に対して、それを捉える感受性が
特別に敏感になってくる一定期間のことです。

「敏感期」には、強い感受性が強力な光線のように
一定の範囲を昼のように明るくします。

それに照らし出されたものは、子どもを感激させる事になり、
それとの関わりに夢中になります。

そしてその能力を獲得するとそれまでの夢中さがなくなり、
無関心と怠惰に覆われますが、すぐに次の照らし出されたものへと関心が変わり、
またすぐに夢中になります。

そのようにして、子どもは次々と
新しい能力を獲得していく事になります。

このように子どもを感激させ、そして夢中にさせる
この時期が敏感期と言われています。

モンテッソーリが人間の子どもを観察して確認した
「敏感期」というものの見方、その特徴とエネルギーは、
決して早期教育に役立てるものではなく、子どもが生き生きと
喜び輝いて生きるためを支えるものであったと思われます。