自立への第一歩

自立への第一歩
まだまだ片言でしかしゃべれない頃から、
子どもは自分の身の回りのことを一生懸命
自分で行おうとしますが、当然できるわけがありません。

ただ、その傾向が現れたら、深い敬意をこめて
その姿を見つめてあげてください。

現代では、共稼ぎ家庭が多く、常に時間に追われて
忙しい日々の繰り返しで、子どものこのような主張や
モタモタした動きに付き合うことは難しい事はわかりますが、
だからといって大人がさっさとやってしまったりするとそのツケが、
精神的に自立が始まる思春期や経済的自立が必要と青年期になって、
自分では何もできない、親に頼りきりになってしまうようになってしまうなど、
大きくなった子どもに対して口うるさく言わなくではならないように
なってしまうかもしれません。

そうならないためにも、「する!」「自分で!」と主張したときは、

どこまでできるのか?
どこが難しいと感じているのか?
どこでつまずくのか?

など、
また、どうしたらできるようになるのかと優しい心で見守りましょう。

この主張に目をむけて、耳を傾けるとき、
大人も子どもを自立に向けて導く第一歩を踏み出すと考えましょう。

モンテッソーリは生理学的根拠に基づいて、
子どもの見方や考え方や教育技術を私たちに教えてくれます。

子どもを見守り、たすけていくのが上手になるという事は、
知っていれば得をする子育てのメッセージという事です。