「小規模保育」施設の実施状況

待機児童解消の柱とされる0~2歳児向けの「小規模保育」が、
子ども・子育て支援新制度が始まった今年の4月1日の時点で、
45の都道府県で1655ヶ所で実施されていた事が、
先月27日に政府が開いた「子ども・子育て会議」への報告でわかりました。

政府は「待機児童解消速度化プラン」で2017年度末までの5年間で,
保育施設の定員を40万人分増やして、
待機児童をなくす事を目標に掲げている事もあり施設の整備は進んできますが、
施設が増えることで入所希望者は増え続け、待機児童は都市部を中心に増え続けています。

小規模保育は、
0~2歳児を定員6~19人という少人数制で預かるといった仕組みで市町村が認可、
国が新たに補助対象とした「地域型保育」の一つです。
マンションや空き民家を利用できるという事、
都市部では保育所を新設する事が困難な都市部での活用が期待されて実施されました。

また、ビルの一室やマンションの1階部分に賃貸で運営している施設も増えていることから、
新たに設ける賃貸料の支援制度などに19億円の予算を要求するとされています。

小規模保育園の中には、開園時間が18時30分までというところもあります。
19時頃までというところもあり、その時間まで働くことができるが、
ちょっと20時30分や22時頃まで働くことが難しい、
家庭をもつ保育士さんにとっては、働きやすい環境となるので、
そのような所で働きたいと希望する正社員希望の保育士さんも今後増えるのではないでしょうか。

各自治体によって、状況は異なりますが、
今後、小規模保育施設の需要が上がるかどうかは、
3歳を過ぎてからも、
その後ちゃんと通える保育施設を確保できるように連携できるかという事も大事になるのはないでしょうか。