子どもを保育園に通わせる保護者11人が所沢市を提訴

埼玉県所沢市に住み、
子どもを保育園に通わせている保護者の11人が所沢市を提訴しました。

その内容は、第2子以降を出産した母親が育児休業を取得した場合には、
出産後翌々月末に、
0~2歳の上の子は保育園を退園しなければならないというものです。

市の方針は3月に、
待機児童を減らすことなどを目的として
「育休退園」制度を保育園を通じて周知して、
この4月から方針の運用をスタートしました。

この制度で、空いた枠には待機児童が入園できる事になっています。

ただ、育児休業を取得した母親が、職場に復帰したいと思っても、
一度、保育園を退園した子どもが、
そのタイミングで保育園に復帰できるわけではないので、
子どもを預けることができない、職場復帰ができないかもしれないという不安は残ります。

また、この制度が浸透すると、
もう一人産もうと思っても産めない、安心して働けない、
また、そうした環境をつくることになるとういう件が残ります。

保育園不足、保育士不足など、様々な条件が絡んでいるので、
一概にはいえないですし、非常に難しい問題ですので、
直ぐに解決策あるとは思えませんが、システムを含めて、
いろいろな事を見直したり、制度を整える、
又、それに付随した問題に取り組まなければいけない時がきているのではないでしょうか?

机上の計算だけは上手くいかないことは、多々ありますよね。