抱っこひも

東京都によると、
抱っこひものSG基準が2009年に前回改定されて以降、
肩ひもが緩んだり抱っこする人が前かがみになった時に、
東京都が把握した分だけで117件の落下事故がおきていました。


これらの事を受けて、赤ちゃんが抱っこひもから落ちる事故を防ごうと、
安全性を保証するSGマークを手掛ける一般財団法人「製品安全協会」が今春、
6年ぶりに、抱っこひもの安全基準を改定しました。

改定した内容は、
1.首が据わっていない赤ちゃん用に頭を保護するヘッドレストを付ける。
2.肩ひもが緩んでも落ちないように、赤ちゃんの腕と足を通す空間を作る。
3.抱っこひもの内側にベルトをつけて固定する、などの条件を加えました。

今夏にも、新たな基準に適合した商品が売り出されるということです。

ただし、SGマークは取得の義務がある類のものではありません。

ゆえに、取得する理由はどちらかというと
自社製品の安全性に気をつかっている積極的に訴えたい企業という事になります。

という事は、最初から価格を安くして、
安全性を無視した商品で儲けようと考えているメーカーに対しては、
果たして効果があるのかは疑問になります。

安全性の基準をクリアしてなくても、
それに対して罰則などが設けられているわけではないのが、
現状という事を良く覚えておいた方がよういでしょう。

今後、商品を購入する際には、
新基準をクリアしたSGマークを取得している商品かどうかを確認するように注意が必要でしょう。

実際、お店で目で見て購入することが以前では当たり前のことでしたが、
今では、ネットで何でも簡単に購入できます。

ネットで購入できると利点もありますが、
自分自身の目で確認できないという事は危険も含んでいるという事を考えて、
しっかりと調べて、納得の上で購入するように気をつけてください。