ウォーターサーバーに注意!

経済産業省は23日に、事故事例を分析した上で、
専用容器から水やお湯が出る「ウォーターサーバー」で乳幼児のやけどが相次いでいるとして、
メーカー側に蛇口の形などを工夫するよう提言したとの事です。

これに伴い、消費者に対しても、簡単に近づけないように、
周囲を柵で囲うなどの対策をするように呼びかけています。

経済産業省によると、
店舗や自宅などのウォーターサーバーで6歳以下の子どもがやけどする事故は、
2013年の年末までの約6年7ヶ月の間に40件起きたとしています。
40件のうち少なくとも9件が1カ月以上の重傷となっており、
0〜1歳児が全体の75%を占めているとの事です。

まだ、自分自身で判断ができない0~1歳児には、
細心の注意を払っているでしょうが、
それでもちょっとした隙ができてしまうのはいたしかたがないのでしょうか。

2歳児が蛇口を回して根元から外れたり、
ボタンのチャイルドロックを解除している間に
偶然蛇口に触れたりしてやけどをしてしまったとの報告があります。

ウォーターサーバーは2000年頃から普及し始めて、
2011年の東日本大震災を機に拡大して、
昨年末までに約340万台が普及しているとの事です。

蛇口は韓国からの輸入が中心となっており、国内では数社が製造しているとの事。

誤った操作をしないようにボタンなどにはチャイルドロック機能がついていますが、
この事に対して義務や基準はないとの事です。

事故事例を分析した経産省は、各メーカーに、
1歳児以下の力では、蛇口がひねられないようにする事や、
チャイルドロック機能を解除する際には、
その手順を2回以上にするようになどの提案をしました。

提案もいいのですが、ある程度の基準を義務づける事も今後は必要になるかもしれませんね。