NPO

NPO法人のエコキャップ推進協会(エコ推・本部は横浜市)が
「世界の子どもたちにワクチンを届けよう」と呼びかけ、
ペットボトルのリサイクルを進めていましたが、
キャップの売却益があるにも関わらず、
2013年9月以降、ワクチン代を寄付をしていないことが分かったとの報道がありました。

かなり前から分かっていたにもかかわらず、現在でも同じ呼びかけを続けています。
また、報道も実際は前から、その事実が分かっていたにもかかわらず、
たいした報道はしていませんでした。

知らず知らずに、活動に協力してしまっていた方もいるのではないでしょうか?

元総理大臣の細川氏の奥さんの細川佳代子が理事長をつとめている
東京都港区の認定NPO法人
「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(JCV)は
リサイクル業者を通じて得たキャップ売却益の一部を寄付されてきた側です。

JCVはユニセフを通じ、ポリオやはしかなど感染症のワクチンを途上国に届ける活動をしており、
エコ推からの寄付が主な財源となっていました。

昨年末には、1年以上、寄付金を受け取っていないことを受けて
「弊法人に寄付をされず、その他ワクチン支援の支出がないことは極めて重要な事実」、
「多くの方々の善意や信頼を裏切るものであり、
とうてい許容しがたい事実を招いていると言わざるをえません。」
などと内容証明郵便を通じて批判しています。


それから4ヶ月以上たった4月9日に、
朝日新聞の取材にNPO法人のエコキャップ推進協会の矢部信司理事長は事実関係を認め、
「(キャップを集めている協力者を)裏切り、申し訳ない」と話しました。

今後の活動方針は近くホームページで明らかにするとしたそうです。

正直、はっきりしないというか、煮え切らない回答で、
それをそれで済ませてしまっている取材する側も、
本気で取材するきがあるのかと疑ってしましますね。

過去にエコキャップ推進協会が販売するキャップ専用回収ボックスが、
価格は35Lで5,600円、60Lで6,500円であり、
回収ボックスの購入は任意で、この回収ボックスに支払われたお金は、
キャップ収入・ワクチン供与活動とは別会計で処理され、
全額が推進協会の活動費(公益事業の活動原資)に当てられ、
寄付されないという事もあり
(現在は協力企業から販売されているエコキャップ回収容器を紹介する一方、
手近の容器を使って集めるように求めている)、
この高価な回収ボックスを任意で購入させた利益分は
何に使われたのかという疑問が残っています。

また、ここ2,3年の不明朗な多額の経費の計上により、
ワクチン供与や障害者への支援等は、
この年以降まったく行われていない事実から、
しかるべき機関が調査した方が良いのではないかと思うのは私だけでしょうか?

かつて、岩手県山田町の復興予算8億円使っていたのも、NPO団体でしたよね。

氷山の一角でしょうが、こういった事がNPOという団体が絡んでいるという事をみると、
NPO団体が、何かしら裏があるのではと、すべて胡散臭く見えてきますよね。

実態が明らかにされないで、事件としても風化してしまうのでは、
同じ事が今後繰り返される事が懸念されます。

今回のエコキャップに関する事件も、しっかりと追跡取材をして頂き、
今後、我々がどのように協力できるのか、
また、協力できないのであれば、しっかりと分別して、
ごみとして処理するようにしなければなりませんよね。