地域限定保育士

厚生労働省は地域を絞って規制を緩める国家戦略特区で働く
「地域限定保育士」の試験を大阪府、神奈川県、沖縄県、千葉県で2015年度から始めると、
3日の閣議のあとの記者会見で塩崎恭久厚生労働相が明らかにしました。

今まで、年1回全国一斉に行われる通常の保育士試験とは別に試験を行うことで、
保育士を確保をはかります。
地域限定保育士の資格は、3年間特区内で働けば、その後は全国で働く事ができます。
つまり、沖縄県で資格を取得した場合、
沖縄県内では保育士としての資格があるので働く事ができ、
沖縄県内で保育士として3年間勤務すれば、
その後は、全国どの都道府県でも、保育士として働く事ができるという事になります。

沖縄では待機児童が2000人を超えているという事もあり、
保育士の確保が急務となっている事もあり、すぐに反応をあらわしました。
筆記試験を10月頃、実技試験を12月頃に予定しており、
通常の試験と両方受験する事も可能で、
合格した科目を合算する事もできるとされています。

ただし、次年度以降は、本年度の実施状況を見て決めるとの事です。

受験の機会を増やして保育士不足に対応すると方法が、
一歩踏み出されたといっていいでしょう。