子育て支援制度がスタート

新しい子育て支援制度がスタートしました。
今までは定員20人以上出なければ認可園と認められずに、
国からの補助金がもらえませんでした。

4月からは、首都圏で問題になっている待機児童の解消に向けて、
定員19名以下の保育所でも認可園と認められることになりました。
ただし、これは多くの待機児童の年齢である0歳〜2歳児だけを預かる保育所が対象となっています。

昨年の待機児童の人数は、約2万3千人人で、
その中の84.5%が0歳〜2歳児だったことで、
まずは、そこに着手した結果なのかもしれません。

消費税の増税分から約5100億円をそちらに回すとの事ですが、
全てを解消するためには約1兆円を超える額が必要との事です。

一見、前向きな方法とも思えますが、3歳になった時には、
他の保育所や認定子ども園、幼稚園などを探して移らなければなりません。
ただし、そこには3歳の壁と呼ばれている現象があり、
簡単に3歳から移れる施設を探すのは難しい問題になっています。

子どもが3歳になった時に、仕事を辞めなくてはならないなんて事にならないよう、
その点もクリアにしなければならないでしょうし、
垣根を越えた協力体制を整備する事が大切になるのではないでしょうか?

また、保育士の離職率は高く、保育士さんの賃金の安さも、
その大きな要因の一つといわざるを得ません。