子どもへの声かけ、挨拶はしない方がわが身を守るという事?

一昔前には、近所の人に対して、日々、挨拶をするのは普通の事でしたし、
道行く人にも挨拶をするのは、ごく自然なことでした。

先日、東京の赤羽警察署が、
公園で遊んでいた児童に「さようなら」と声をかけた
40代の男を不審者情報としてホームページに掲載し、
驚きの声が寄せられているという記事を目にしました。

その記事によると、全国の警察は、
子どもを犯罪から守る防犯パトロールなどに活用するため、
「声かけ」「つきまとい」「公然わいせつ」「ひったくり」といった、
地域で発生した不審者情報を登録者にメールで配信しており、
あわせてホームページにも掲載しているとのことです。

しかし中には、どう考えていきすぎといったような内容も記されていて、
本当に不審者なのかどうかどうかが疑わしい内容のものが含まれているのも事実のようです。

その内容に対して、ネットではしばしば話題になっていたようですが、
今回の「3月11日(水)午後3時50分ころ、
北区神谷2丁目の公園内で、児童が遊んでいたところ、
男に『さようなら』という内容の声をかけられました。」とあり、
不審者の特徴として、年齢、背格好、髪形や頭髪の色などが記されていました。

これだけの情報では、「さようなら」がどのようなシチュエーションで発せられたのかは、
詳細が記されていないのでわかりませんが、
男性は女性や子どもに対して挨拶をしただけで、
不審者と思われるのか?このような状況が事実なら、
例え、子どもが倒れていたとしても保身の為に
無視せざるをえないような時代がくるのではなどという、先々を憂う声があがっているのも事実です。

子どもへのあいさつが不審者情報に掲載されたことは、
多くのネットユーザーにとって、
または、この情報を知った人にとって驚き以外の何ものでもなかったようです。