老朽化

先週木曜日、神戸市中央区の市営住宅で、
重さ75kgのコンクリートの塊が、同じ棟にある保育所の敷地に落下したそうです。

幸いな事に、園児らにケガはなかったようです。

落下していたのは、5階のベランダがあったコンクリート製の手すりの一部で、
長さ1.3m、重さは約75kgもあったそうです。
40年前に鉄筋で取り付けられた手すりで、鉄筋が老朽化で腐食していたという事です。

神戸市は16日の朝から、住宅の緊急点検をする予定とのことですが、
神戸市に限らず、
市営住宅の1階の部分に保育施設があるという環境は数多くあるのではないでしょうか?


東京都内にもこのような環境の保育所は数多くみられます。
ちょと怖いですよね。
高度経済成長の時代に数多く作られた集合住宅も老朽化がすすんでいます。

今回は、たまたまケガがなくてよかったのかもしれませんが、
今後も同様なことがないように、保育所がはいっている古くなった建造物には、
自治体、運営法人の厳しいチェックが必要になるのではないでしょうか?

震災があった事から、当然、自治体に関連する建物の耐震性のチェックは行っているでの、
老朽化に関してもしっかりと把握していることでしょう。