連れ去りに注意!

昨日、警視庁がまとめた報告によると、
13歳未満の子どもの連れ去り(略取・誘拐)が1〜11月に100件あったとわかりました。

年間で3桁の大台に乗るのは9年ぶりとの事で、
2008年から増加傾向にあるとの事で不安が募ります。

100件ある中で、その半数が小学生の下校時間に起きているという事に注目すべきでしょう。
発生時間を把握している75件のうち39件が午後2時〜6時の間だったそうです。
午前中の8時〜正午までと、午後6時〜10時までの時間帯でもそれぞれ8件ずつあった模様です。

最も多い発生場所は「道路」の38件で、
「マンションやアパートなどの共同住宅」が次いで20件、
「一戸建て住宅」が9件、「公園」が7件と続いています。
「その他」にあたるゲームセンターやデパートなども18件ほどありました。

わいせつを目的としたものは、その中の3割になるようで、
その手口は、道を尋ねるやモデルになれると誘ったり、親が事故になった、
病気になったなどと嘘をつくといったものが多いらしく、
嘘で警察官を名乗ったなどというケースもあったようです。

寒い季節は暗くなる時間も早くなりますので、より注意を促すのも必要ですが、
今後は地域住民などの協力得るようなシステムなどを事を構築していく事も
大切になるのではないでしょうか。

保育園や幼稚園、学校は、地域との密着という事に、
もう少し重点をおくことが必要と考えるべきなのかもしれません。

両隣に誰が住んでいるのかわからないのが当たり前と言われている都心部こそ、
すぐ側の地域住民との協力、連携が多くの犯罪を阻止する手立てなのかもしれません。