公約守れず?公約違反?

14日(日)に迫った衆議院選挙ですが、
自民党は前回の衆院選で幼児教育の無償化を公約に掲げており、
文部科学省や厚生労働省などが2015年度から導入を検討していた、
年収360万円未満の世帯の5歳児の保育料をタダにする「幼児教育の一部無償化」について、
財源の確保が難しいと判断し、公約が守れない事がほぼ確定しています。

両省の案では、年間で240億円の財源が必要になるため、財務省が難色を示していました。


「幼児教育の一部無償化」は5歳児の約2割となる約23万人が対象となっており、
確か文部大臣の下村氏は7月の記者会見で
「絶対妥協できない最低限度(の案)」と述べていたと思いますが、
舌の根も乾かないうちに、この結果になるようでは、多くの人が政府に対して、
不信感を持つのが当然なのではないでしょうか?


来年度からの導入を見送る一方、
保育料を補助する地方自治体への財政支援を拡充する方向で調整に入ったとの事です。
どの地方自治体も、財政は逼迫しており、その財政支援が、
全て保育料の補助に使われるのか大きな疑問が残るのは否めません。

公約が守れないという事はこれだけではないし、
どの政党が与党となっても、公約を守らないのは周知の事実になりつつあります。

何回も反省もせずに、良いことばかりを公約に挙げて、
その場をしのごうとするのはいかがなものなのでしょう。

一度、公約とはどういったものかを、何度も何度でも、議員の方には考えていただきたいし、
大いに反省していただき、態度や行動で示していただきたいですよね。

嘘つきといわれても否定できない状況ですよね。
これだけ何度も繰り返されると、嘘をつく事くらい、何とも思っていないのかもしれませんけどね。
うまく国民を騙す事が、政治家の仕事と考えるべきなのでしょうか?

若者の選挙離れなどといわれているが、このような状況がずっと続くようでは、
若者に限らず、
どの世代の人も選挙というもの自体に不信感をますます募らせるのではないでしょうか。

増税や集団的自衛権も大切な問題である事に間違いはないが、それだけではなく、
多くの問題、公約が守れなかった事もしっかりと見直さなければいけない事が
山積みとなっているのでないでしょうか?

与党の公約を守れなかったことも問題だか、それに代わって、
この国の方向を正そうとしている勢力があらわれていないことも悲しむべき事ではないでしょうか・・・

この国の未来は不安になる出来事ばかりともいえる今の状況を打開するには
何が必要か考えさせられる毎日です。