何故、資格を活かさないのか? それは、保育所での仕事に魅力を感じないから?

先日、田村厚生労働大臣より、保育士の皆さんへのメッセージが発表されました。

その内容は、一見、待機児童解消のために、
潜在保育士さんに向けて、協力をお願いしている風に見えます。
ただ、このメッセージからは、お願いするだけで、
協力して働いてくれた人に何か約束するという事は一切記されていませんね。

これでは、まさに待機児童解消のために動いていますよというポーズ、
または、自身が再度、議員に当選したい、
また、大臣になりたいという個人の欲望にしかみえない
と言われても仕方がないのでは?と思いたくもなります。

あくまでも代表として厚生労働大臣としてメッセージを発表しているのかもしれませんが、
常に何かをする時に見返りを求める方々なのに、
自分たちがお願いしたことに対しては、
何の見返りも与えずに、
「無償でやれ、保育士資格を取得しているだから保育士として働けよ!」って、
優しい心を持つ人々につけ込もうとしているように見えます。

この傾向は、保育業界全体で見受けられるように感じることも多々あります。

まずは、働きたくなるような環境や、
給与体系にするなどの改善や助成をしてあげてから、
お願いするのがスジなのではないでしょうか?

厚生労働省の方で、保育士資格を持っていたけど保育士として働いていなかった人が、
これから保育士として働くなら、その期間だけ、その人がもらえる給与+助成金を与えるなど、
バックアップしてあげてはどうでしょうか?

いろいろな予算を、働きたくなるような環境や、
給与体系にするなどの改善や助成などにまわした方が、
保育士をやろうとする人が増えるのではないでしょうか?

なぜ、保育士資格を持っているのに、保育士として働いていないいのか?という事を、
ちゃんと考え、その対応策や整備をしてからでないと、
何をやってもポーズに見えますし、予算の無駄遣いになるのではないでしょうか?

反論もあることかと思いますが、このような意見を持つ方もいかもしれませんが、
本当の保育の現場の声を吸い上げる事も一つの方法と考えることもできるのではないでしょうか。