保育士逮捕

千葉市で、保育士が、子どもの口に無理やり夕食を詰め込むなどした強要事件で、
施設の施設長が、千葉市の聞き取りに対して、保育士の虐待行為に気づきながら、
注意した事により退職されてしますのではないかと思い、
注意できなかったという趣旨の説明をしていたらしい。
事件の背景には、慢性的な保育士不足という保育業界が抱える問題があったようです。

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また、同施設は、本年度になって、近隣に認可保育所が3施設開所したことにより、
近隣施設との競争激化による児童数減少にも悩まされていたようです。
こうした中、保育士が減れば利用者にさらに敬遠されるとの懸念があったため、
注意できなかったという事でしょう。

もちろん、見て見ぬふりをしていた事は、攻められるべき事ではありますが、
いろいろな背景があった事はいうまでもなく、
記事を読むだけでは、今回の事の本質を容易に語るべきことはできないのかもしれません。

都道府県によって状況は異なりますが、
首都圏では、今後さらなる保育士不足が予想されています。

首都圏でも、いつでも同様な時間がおきてもおかしくない危険性は、
残念ながらあるといえるのかもしれません。
もちろん、そんな事は許されるべきことではありませんが、
一人の保育士さんが預かる事のできる子どもの数は法律で決められていることから、
保育所で保育士さんが退職すると、預かれる人数が必然的に減ってしまうのは間違いなく、
その事によって、運営自体もできなくなるという危険があるというのも事実です。

資格を持っていても、現在の給与体系では、
保育士さんを集めるのも限界がきているのかもしれません。

世の中の多くの人の意見として、
「保育や介護や看護師など、人助けや良心に期待する仕事はなぜか給料が安い。
きっと給料上げずとも心優しい一定の人がくると業界の甘えがあるのでは?
保育料はバカ高いのに、その割りに保育士の給料は低いよね!」
という厳しい意見も多くなってきています。

保育業界だけでなく、国、都道府県、市町村、政府を含めて、
保育士さんの待遇改善を考えるべき時なのかもしれませんね。