新たに保育の場に導入となるか?准保育士!

今年、3、4月の時点で准保育士制度の導入、保育士の規制緩和が話題となっていました。
翌4月には、育児中の保護者らが作る「保育園を考える親の会」が、
准保育士の制度に反対する意見書を厚生労働相らに提出して、
准保育士の制度を作るよりも、
賃金水準の低い保育士の待遇改善を求めたという事でした。

しかし、
保育所が預かることができる子供の人数は、
保育所の広さや保育者の数で決められるため、ひとつの保育所が得られる収入には限りがあります。

そのため保育士の給与を上げるためには、「保護者が支払う保育料の上限を引き上げる」、
「ひとりの保育者が、預かることができる子供の人数の規定を増やす」、
もしくは「行政が支払う補助金の額を引き上げる」などの対応が必要になります。

行政が保護者が支払う保育料の上限を設定していて、
その上限を超えると行政から補助金が下りなくなるという事をみても、
直ぐに保育士の給与を上げるという事はできないようです。

上記のような話があってから約4ヶ月後に、先日の【子育て支援員】の話になるわけですが、
4ヶ月もかけてこれだけしか話が進んでいないっていうのはどうなんでしょうか?

呼び方だけ変えて、非正規社員として【子育て支援員】を雇うという形にしたいんでしょうか?

准保育士でも、子育て支援員でも呼び方はどちらでもいいのですが、
これらの人たちの管理は保育士が行うという形になると、また、保育士さんの仕事増えませんか?

まず、保育士資格を持っている人が、何故、現状の保育園で働きたがらないのかを考えて、
対策をたててくれないと、同じ事のくりかえしになるのではないでしょうか?

わざと仕事してますよってポースのために、堂々巡りにさせているんじゃないの?って、
政府や厚生労働省に不信感を募らせる人がどんどん増えているようです。

保育士の資格取得試験の受験資格や、
受験そのものを見直す必要もあるでしょうし、
改善すべき点はいくらでもあるのに、
遅々として何も進まないのを見ると、
計画的に進まないようにしているんじゃないのかと疑われてもしかたがないのではないでしょうか?

保育士さんとして、
働きやすい環境(待遇や福利厚生、就業時間など)を整えてあげる事が、
潜在保育士さんの掘り起こしや、
離職率をさげることに繋がると感じているのはわたしだけでしょうか?